もう5月も半ばですが、夏日を超えてくる日もあるので夏の訪れを感じてしまいますね。
夏場になればサンダルを履く機会が増えてくると思いますが、かかとを固定できないようなサンダルを履いて運転してしまうと、違反になってしまうと言われています。これは本当なのでしょうか?
クロックスならOKだとかハイヒールであればダメだとか、色々な噂がありますが実際のところどうなのでしょう。
どんなサンダル、その他下駄なんかであれば運転が可能なのか、ハイヒールやクロックスの場合はどうなのかをご紹介してまいります!
どうしてサンダル等で運転すると大変なの?
道路交通法第70条にはこう記されています。
(安全運転の義務)
道路交通法 第70条
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
(罰則 第119条第1項第9号、同条第2項)
他人に危害を及ぼさないような方法をとることができるサンダルならいい感じ!?
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”matsuken.jpg” name=”まつけん”] それってどんなサンダルなんだよ!![/speech_bubble]
これだけでは何がよくて何が分からないのかサッパリピーマンなので、もう少し具体的に説明してまいります。
どんなサンダルなら運転が可能なのかどうかは、都道府県の条例に記載されているので一概にこれならOKとはいえないのです。
ややこしいですね。普通の人は条例なんて気にしませんから。
運転が不可能なサンダル等一覧
これを履いていたら大丈夫!とはいえないのですが、これを履いていたら大丈夫じゃない!というものをご紹介します。
ここで紹介したもの以外ならまあ、あとは自己責任でお願い致します(笑)
①ビーチサンダル
かかとも足先もきちんと固定されていないので完全アウト。
②スリッパ
上記と同じ理由で完全にアウト。
スリッパを履いて運転するシチュエーションってあまりないとは思いますが(笑)
③下駄
こんなものを履いていたらそもそもペダルを踏めないでしょ!!
運転をしても多分大丈夫なサンダル等
①クロックス
クロックスはかかとの位置を固定できるような構造になっているので、かかとを固定してさえいれば運転に大きな支障はでないでしょう。
②かかとを固定できるサンダル
上記と同じですね。
ビルケンシュトックのサンダルはデザインもよく、かかとを固定できるタイプのものを販売しているのでおすすめです。
グレーゾーンな裸足・及びでの運転
裸足で運転をするのは、都道府県によってはOKだそうです。
裸足でペダルを操作することで繊細なペダルワークを実現できそうな気がしますが、足の裏が汚れるのであまりお勧めはできません。
ハイヒールでの運転も絶対に違反というわけではないのですが、ペダル操作が難しくなるのは間違いありません。
違反になるのかならないのかグレーゾーンではあるのですが、上記の理由からハイヒールでの運転はおすすめできません。
ハイヒールが原因となった死傷事故の例もありますし、可能な限り対策をしておきましょう。
もしもサンダル等を履いて違反となった場合は?
区分 | 公安委員会遵守事項違反 |
反則金 | 6,000円 |
点数 | 0点 |
点数は0点なので免許に傷つくことはなく、例え警察に呼び止められた場合でもゴールド免許の維持が可能です。
後部座席のシートベルト着用違反だと、ゴールド免許じゃなくなる?
ゴールド免許でもオービスで点数を取られると一発免停になるの?
サンダル・ハイヒールでの運転の取締の実態は?
サンダルやハイヒールで運転をしていても、警察に捕まり切符を切られる可能性はあまり高くはありません。
そもそも外から見ても何を履いているのかなんて分かりませんからね。
車の運転をしたことがある方の中で、法定速度を超えて走ったことがないという方はいらっしゃらないと思いますが、法定速度違反で検挙されるよりサンダルを履いて運転していることで切符を切られる可能性の方が低いでしょう。
イメージとしてはそんなところですね。
結論
サンダルやハイヒールや下駄(下駄で運転する人はいないでしょうが)でなく、靴を履いて運転していれば間違いなく大丈夫です。
夏場でも運転用の靴を車内に常備しておくと安心ですね。