7代目ポルシェ911である991型が発売されてから早7年が経過し、すでに新型である次期992型のポルシェ911を開発中です。
ポルシェは姿形が似ているため、詳しくない人にとっては何が違うのかよく分からない、そもそも9から始まる3桁の数字が乱立して意味不明!なんて方がいらっしゃると思います。
今回はポルシェ911が何なのか分からない人にも分かるよう、次期992型のポルシェ911について、先代の991型との違いを画像と共にお伝えしてまいります!
ポルシェ911とは?
ポルシェ911とは車の名前です。911というのは”プリウス”とか”フォレスター”とかと同じです。
991とか992というのは型式であり、車の名前ではありません。
991型のポルシェ911というのは、SJ型のフォレスターというのと同じなんですね。
911は車の名前で、964だとか930だとかはどの世代の911なのかを表していると思ってください。
さて、ではポルシェ911とはどんな車なのかは下記の記事でじっくり解説しているので、是非ご一読ください。
【歴代ポルシェ911】これも読めばポルシェが欲しくなる?空冷から水冷への歴史の変遷を辿る!
なんとなくでも頭に入れておけば、車好きを相手にしても話が通じるはずですよ!
ポルシェ991型と992型の違いは?モデルチェンジで何が変わるのか!
991型というのは現行型のポルシェ911の型式です。992型がモデルチェンジ後のポルシェ911の型式を表します。
単純に数字が1増えるだけなので簡単に覚えることができますね!
ちなみに2世代前のポルシェは997であり、モデルチェンジにより数字が減っていますがあまり気にしないようにしましょう。
では991型とどこが変わっているのかを確認してまいりましょう!
①リア周りの刷新
フロントから見ても何が違うのかよく分りませんが、リア周りは992型になり大きく変わりますね。
全体的にテールランプが薄くなり、991型とはかなり違った印象を受けます。
②PHEVの採用
一時期には車体重量が増えてしまい、ポルシェ911の”軽量”というアイデンティティが失われてしまう懸念から、PHEVの開発は凍結されるのではないか・・・とも言われていましたが、恐らく重量の問題がなんとかなったので、992型ポルシェ911にはPHEVの設定があるようです。
ポルシェ918スパイダーというスーパーカーでもPHEVが採用されていましたね。
ポルシェのような車が好きな人は、ハイブリッドやPHEVなんかに抵抗を持つ人の割合が多いので、992型のPHEVを売るためにはマーケティング戦略がは非常に重要なファクターになると思います。
③新型エンジンの搭載
992型ポルシェ911には、新たに開発した3.0Lの水平対向6気筒ターボエンジンが搭載される予定です。
ポルシェ911カレラは伝統的にNAエンジンを搭載するというアイデンティティを貫いてきましたが、991後期型からダウンサイジングターボエンジンが搭載されています。
NAじゃなきゃ嫌なんだああああ!という方は、中古車を買うかGT3RS等のNAを意地でも貫き通すグレードの購入を検討しなければならないでしょう。
新型ポルシェ911(992)のスペックとグレード
馬力 | 駆動方式 | |
911カレラ | 390ps | RR |
911カレラS | 435ps | RR |
911カレラ4 | 390ps | 4WD |
911ターボ | 600ps | RR |
ポルシェ911には4WDがあるの!?
はい、ポルシェ911はRRというイメージが非常に強いですが、約30年近く前からポルシェ911には4WDのモデルが存在しています。
1989年に発売された964型ポルシェ911から4WDのモデル”カレラ4”がポルシェファミリーに加わったのです。
【歴代ポルシェ911】これも読めばポルシェが欲しくなる?空冷から水冷への歴史の変遷を辿る!
911ターボはもう何が何だかよく分らないくらいのハイパワーマシンと化しています。
600馬力の車はそこそこ存在していますが、このクラスのマシンがRRであるということが恐ろしいですね。
雨の日の運転はちょっぴり気を遣うかもしれません。
新型ポルシェ911(992)の画像①
911カレラの画像ですが、フロント周りはあまり変更がないようです。
ポルシェである以上フロント周りが大きく変わるのは好ましくないので、正統な進化を遂げているということです。
前述した通りリア周りは刷新されていますが、カモフラージュがされているため全貌はまだはっきりとしませんね。
こちらは911ターボの画像です。
リアウィングの装着と、4本出しのマフラーが911ターボであることを物語っています。
新型ポルシェ911(992)の画像②
992型のレンダリング画像です。かなりいい線行っていると思うのですがどうでしょうか!?
新型ポルシェ911(992)カブリオレの画像
マフラーが4本出しであることから、911ターボカブリオレであることが推測されます。
幌が開くとこのような感じです。
もちろんのことカブリオレだけでなくタルガトップの販売も予定されています。
新型ポルシェ911(992)カブリオレの内装画像
一見パトカーのごとくゴチャゴチャしていますね。
核兵器の赤い発射ボタンのようなものが見えますが、これはテストをした際のデータをとるための装置と思われるので、市販車にはついていないものでしょう。
新型ポルシェ911(992)のボディサイズがワイド化?
ポルシェ911ターボはモリモリマッチョなワイドボディマシンですが、ベースモデルである現行型(991)カレラの全幅はたったの1,808mm!
意外とコンパクトなのです。992型はプラットフォームの変更により、若干ワイド化すると思われますが、コンパクトなことが911カレラのアイデンティティなので、極力ワイド化は抑えられるでしょう。
911ターボに関しては相変わらずマッチョなままでしょう。
911ターボがコンパクトになったら逆に気味が悪いです。リアを大きく張り出したシルエットこそが911ターボですね!
新型ポルシェ911(992)の発売日は?
2019年春頃に発売されると思われます!
2018年10月頃にワールドプレミア(お披露目)、2019年に世界同時発売となるかと思われます。
8年ぶりのフルモデルチェンジとなるわけですね!
新型ポルシェ911(992)の動画
雪道でテストをする992型ポルシェ991です。
ニュルブルクリンクを疾走する姿です。
量産型市販車最速タイムを記録したポルシェにはニュルが似合いますね!
新型ポルシェ911(992)まとめ
時代の流れによって、様々な改良が加えられ、時には環境規制によって泣く泣く妥協せざるを得ないこともありますが、ポルシェ911は軽量でパワフルというアイデンティティを失わずに、今後とも世界中で愛され続けていくでしょう。