次期ヴィッツがフルモデルチェンジを行い、車名がヤリスと改名されて発売されます。
国内ではヴィッツでお馴染みのコンパクトハッチバックですが、海外では『ヤリス』として発売されているので、フルモデルチェンジを機に世界で販売名が統一されるわけですね。
今回は新型ヤリスこと次期ヴィッツのフルモデルチェンジに関する様々な最新情報と、ヴィッツがヤリスに改名する理由についての情報などなど、他のサイトでは触れていない点についても細かくお届けいたします!
新型ヤリスのフルモデルチェンジによる主な変更点!
●車名が『ヴィッツ』から『ヤリス』に変更
●直列3気筒エンジンを搭載。2気筒モデルの噂も!?
●TNGAプラットフォームの採用
●3ナンバーサイズのヤリスが登場
当たり前ですがエクステリアとインテリアは変わります。
ヤリスに改名するのはWRCを意識したフルモデルチェンジ戦略
なぜわざわざ慣れ親しんだ『ヴィッツ』という名前を『ヤリス』に変更したのでしょうか。
これはWRCに参戦しているヤリスの知名度向上と共に、ヤリスというブランドを日本でも確立するためではないでしょうか。
フルモデルチェンジ戦略①ヤリスWRCとの関連性強化
有力な説の1つは、『ヤリスWRC』というブランドをもっと身近に感じてもらい、ヤリスWRCに興味を持った人に対しての販売強化を行うという説です。
ヴィッツという名前は日本国内でかなり浸透していますが、海外では『ヤリス』という名前で販売されていることを知っている人は少ないのではないでしょうか。
しかしながら2017年にトヨタがWRCに復帰し、『ヤリスWRC』を投入して世界最高峰の舞台で戦っています。
見た目はかなりゴテゴテに改造されていますが、一応ベースとなる車はトヨタのヤリスことヴィッツです。
不定期で放送される『世界ラリー応援宣言』というWRCの情報番組が地上波で放送されたり、トヨタが多大な広告費を払って宣伝していることで、以前よりは『ヤリス』という名前が日本に浸透してきています。
ヤリスWRCを見てヤリスに魅力を感じる人が出てきたことは間違いないです。
しかしながら日本で売っているのはヴィッツ。
同じ車ではあるものの、名前が違うので何かが違うなという違和感を感じる人もいるのでは?
そんな違和感を取っ払うための1つの戦術なのかもしれません。
フルモデルチェンジ戦略②2019年のWRC日本ラウンド復活
WRCの日本ラウンドが2019年から復活する可能性があると報じられています。
2019年の9月か11月に、愛知県と岐阜県の林道を封鎖したターマック(舗装路)のイベントとして、WRCのカレンダーに復活することが期待されています。
正式決定は2018年12月以降なのですが、日本ラウンドが復活すると『ヤリスWRC』が公式戦でカッとんで行く姿を見ることができます。
そうなるとさらに『ヤリスWRC』の知名度が上がり人気が出ることも予想されるので、『ヴィッツ』という車名で売り出すよりは『ヤリス』という名前で売り出した方が良いですよね!
【10月12日更新】
WRC日本ラウンドの開催は難航しており、見送りの可能性が高いとのこと…
フルモデルチェンジ戦略③OVER DRIVE効果?
2018年6月に上映していた『OVER DRIVE』という映画をご存知ですか?
新田真剣佑と東出昌大が主演のラリーを舞台にした熱い映画なのですが、新田真剣佑が乗るラリーカーも『ヤリス』でした。
色んなアプローチで『ヤリス』という名前の知名度はどんどん上がっているわけですね。
まとめ:ヤリスがWRCに出場しているのは趣味ではない
トヨタがヤリスでWRCに出場しているのは、趣味や道楽ではありません。
豊田章男社長がモータースポーツ好きというのはもちろん理由の1つですが、市販車への技術のフィードバックと参戦車両の販売促進という側面もあります。
販促するなら参戦車両と名前を統一した方がいいですよね、という単純なお話です。
新型ヤリスの搭載エンジンとミッションは?
新型ヤリスのエンジンはちょっとすごいです。
何と直列2気筒と直列3気筒エンジンが用意される予定となっています。
トランスミッションはGRを除いてCVTが搭載される見込みです。
①1.5L直列2気筒+モーター
直列2気筒というのはかなり度肝を抜く字面です。
基本的にはバイクで採用されるエンジンであり、直列2気筒の車というのはめったに見かけません。
フィアット500が採用していることもありますが・・・
また1つのシリンダーあたりの排気量が750ccというのもとんでもないですね(笑)
それだけで軽自動車のエンジンの排気量を上回ります。
このハイブリッドタイプは大幅に燃費が向上するとのことで、45km/L程度の燃費になるとも噂されています。
②1L・1.3L・1.5L直列3気筒NAエンジン
現行の直4エンジンは廃止し、全て直3エンジンになるようです。
シリンダーの数が減ることのメリットとしては、整備性が良くなることと部品点数が減ることによるコストダウンです。
デメリットとしては振動が増えることなのですが、技術革新でそれを軽減することができると判断したのでしょう。
新型ヤリスでは1.5Lモデルでも直列3気筒を採用するようです。
③1.6L直列3気筒ターボエンジン + 6MT or AT
新型ヤリスGRに採用されると予想されているのがこれ!
ヤリスWRCのDNAを色濃く引き継いだモデルとなるでしょう。
GRにも直列3気筒採用となるか!?ということが注目されます。
トランスミッションは、さすがにCVTの採用はないでしょう。
走りのモデルということで採用されるミッションは6速MTか多段式ATで間違いないはずです。
ヤリス改名の神髄GR?GRの中にも階級が4つあるのだ!
GRの中にも4つ階級があるのです。
上の画像が全てを物語っているのですが、簡単に解説していきます。
①GR PARTS
アフターパーツ(エアロとか)を付けて気軽に楽しもう!
というのがこれ。
あとで『AMG』や『Mシリーズ』のエアロをつけましたという感じです。
②GR SPORT
エントリーモデルとして設定されているのがGR SPORT。
『AMGライン』とか『Mスポーツパッケージ』とかと同じです。
ベースグレードにオプションで選択可能な選択肢の1つですね。
③GR
GRともなると『GR』として発売されることになります。
『南斗六聖拳』のようにちょっとこいつら今までとステージ感が違う!
的なオーラが出始めるのがGRです。
④GRMN
北斗の拳でいえば世紀末覇者『ラオウ』や『トキ』『ケンシロウ』にあたる最強クラスに該当します。
GRMNはガチで速さを追求したモデルになのです。
北斗兄弟がそれぞれ哀しみを背負っているのと同じで、GRMNはトヨタの威信を背負っている・・・?
ヴィッツのGRMNが発売されたことが話題になりましたが、いずれ新型ヤリスにもGRMNが発売されるでしょう。
ヤリスWRCのDNAを最も色濃く受け継ぐことになるはずです。
新型ヤリスの日本発売時期!フルモデルチェンジまで秒読みか?
新型ヤリスの日本発売は2019年末か2020年と予想されています。
2019年の東京モーターショーでワールドプレミアし、2020年に発売されると思われます。
2019年の東京モーターショーでワールドプレミアというのが実現すると、かなりいいタイミングですね。
なぜかというと、後述しますがWRCの日本ラウンドが東京モーターショー前後に開催予定だからです。
ヤリスWRCが日本国内の公式戦を走るとなれば、新型ヤリスはちょっとした話題になりますよね。
2019年のWRC日本開催は見送られました。
ということで僕がトヨタの人間なら、2019年の東京モーターショーでワールドプレミアをします。
新型ヤリスWRCも同時に発表したり、新情報を出せば話題性はばっちりですからね。
確実に目立ちます。
新型ヤリスのフルモデルチェンジ後のデザインは?
大手車情報サイトが、新型ヤリスのCG画像を入手し判明した!ということで報じていますので、そちらの画像をご紹介いたします。
フロントグリルのデザインが変わりましたね。
ヴィッツでは台形型のグリルになっていましたが、新型ヤリスでは六角形に近い形をしています。
ただし基本的なコンセプトはキープしつつデザインされていますね!
エアロで武装されフロントフェンダーが若干ワイドになっていますね。
ヤリスWRCを意識したデザインです。
新型ヤリスのTNGA『GA-B』プラットフォームについて
新型ヤリスが採用予定であるTNGA『GA-B』プラットフォームは、2018年現在で搭載している車種はありません。
カローラスポーツが採用しているのは『GA-C』です。
ヤリスとカローラスポーツはなんとなく似ている気がしますが、車格が違うので使用するプラットフォームも違ってきます。
新型ヤリスフルモデルチェンジのまとめ
新型ヤリスが登場するのは2020年ではないかと思います。
そしてヤリスWRCも2020年から新型に切り替わると、タイミングとしてはちょうどいいですよね。
新型ヤリスがフルモデルチェンジする頃には、もっと『ヤリス』という名前が世に広がっていることでしょう。
続報入り次第随時更新してまいります!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。