Uberの自動運転試験車であるボルボXC90が歩行者を撥ねる事故がアメリカで起きました。
撥ねられた歩行者の方は亡くなられ、Uberは公道での試験を中止すると発表しました。
Uberの自動運転車の事故の概要
【Uber 自動運転車で死亡事故】米配車アプリ大手のウーバー(Uber)の自動運転車に通りを歩いていた女性がはねられ死亡。同社は試験走行を停止。自動運転車による歩行者を巻き込んだ死亡事故としては初とみられる。 https://t.co/eFDIXTolQG
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年3月19日
3月18日の22時ごろ、アメリカのアリゾナ州で自動運転中のボルボXC90が49歳の女性歩行者を撥ねました。
原因は現在調査中とのことです。
Uberとは?
Uberとは車の配車アプリのことであり、タクシーをアプリで呼ぶようなものです。
タクシー違う点は、アプリで呼んだ車が一般車であることです。
つまりアプリに登録してしまえば我々でも知らない人を送り届け、運賃をもらうことができるのです!
日本では法律の関係で実現できていませんが、海外では一般的に使われている地域もありますね。
自動運転試験車のボルボXC90
Uberで配車する車を自動運転にしたらいいんじゃね?
という考えの元、UberはボルボXC90を使い完全自動運転のテストを行っていました。
人件費が浮きますし、ビジネスモデルとしての将来性は高そうですね。
このボルボXC90はUberがボルボに発注した2万4000台の自動運転車の中の1台とみられています。
ちなみに2万4000台もボルボXC90を発注したので、投資金額は14億ドル以上にもなるとか!!
Uberの代表としては、今回の事件は非常に頭が痛いでしょうね・・・
Uberの自動運転車事故の責任は?
自動運転の試験を行っていたUberのXC90には、実は運転席に1名乗員がいたのです。
いざという時のために運転席に座っていたはずなのですが、ブレーキを踏むこともなく歩行者を撥ねてしまったのです。
完全自動運転中初の加害事故
かつてテスラが自動運転中にトレーラーに突っ込むという事故が起きましたが、自動運転車が加害者となり歩行者が亡くなるような事故は今回が初です。
自動運転中の事故の責任の所在はどこが負うのか?とずっと議論され続けていたことに、1つの答えを出す必要がありそうですね。