パガーニといえば、世界に名だたるスーパーカーを送りだすイタリアのメーカー。
代表的な車種といえば、ゾンダ、そしてウアイラ。その心臓部にはAMG製のエンジンが搭載されています。
パガーニゾンダ
こちらがパガーニゾンダ!
ゾンダF、ゾンダR等々ゾンダの中にも様々なグレードが存在していますが、上記の画像はゾンダチンクエチェントです。
エンジンはモデルごとに若干の違いはありますが、AMG製の自然吸気7.0~7.3LのV12エンジンが搭載されています。
パワーは550馬力~800馬力とモデルによりばらつきがありますが、ベースとなるのはAMG製の「M120」というエンジン。
M120はかつてのSクラスやSL73という排気量お化けに搭載されていました。
しかし、初代ゾンダ(C12)に搭載されたのはメルセデスベンツ製のV12エンジンであり、最高出力は394馬力でした。
つまり初代のC12だけはAMG製のエンジンではなかったのです!
パガーニウアイラ
ウアイラのエンジンも同じくAMG製ですが、こちらは6.0LのV12ツインターボエンジンを搭載しています。
最高出力は730馬力と、F1ドライバーでなければ操れないような恐るべきパワー。
ベースとなるエンジンはAMG製の「M275」。SL65やマイバッハに搭載されているエンジンですね。
これをウアイラに搭載するためだけにチューニングを施し、「M158」として生まれ変わったのです。
AMGとパガーニ
AMGとパガーニは1999年からパートナーシップを結び、それ以来パガーニの心臓にはAMGのエンジンが搭載されてきました。(C12を除く)
AMGには「ワンマンワンエンジン(One Man, One Engine」の概念があり、1人の職人が1つのエンジンを組み立てていくのです。
ちなみにManとありますが、女性の職人もいらっしゃるようですよ。
AMG製のエンジンには、エンジンを組み立てた職人の名が刻まれたプレートが設置されており、パガーニの心臓部にもきっちりと職人の名が刻まれています。
AMGがエンジンにかける強いこだわりと信頼性、パフォーマンスがパガーニの地位を確立するにあたり、一役買っているんですね。
パガーニはエンジンを自社で製造する予定はなく、これからもパガーニの心臓部はAMG製であり続けることでしょう。
anijaのゾンダ
Even For A Pagani, Japan’s Zonda Anija Is Completely Insane https://t.co/fstA6pWiSA pic.twitter.com/Jd6ykJtfbZ
— Sean Hebdon (@Sean_Hebdon) 2018年2月5日
辰巳パーキングエリアなどでたまに見かけるゾンダがこちら。
東京オートサロンにも展示されていましたね。
パガーニの動画
エンジンが素晴らしいのであれば、もちろん音を聞きたいですよね?音量をMAXにして、こちらをどうぞ。
僕の車もこんな感じの甲高い音を出してみたいです(笑)