エクストレイルは、アウトドアスポーツを楽しむユーザーをターゲットに、本格的な4WDクロスオーバー SUVとして開発され、2000年11月に誕生した車です。
価格帯、スタイリッシュなボディ、本格的な4WD性能が話題となり、高い人気を集めている車です。
初代モデルは、発売から2週間程度で、月間販売目標3,000台の2倍にあたる6,000台を受注するなど高い人気を集め、その後は世界167ヵ国で累計約80万台販売され、世界で確固たるポジションを築いたシリーズです。
エクストレイルの車名は、若者を中心に人気のあるBMXやスノボなどで高さやスピードを競う「X-term sports(extreme)」と英語の「TRAIL(オフロード)」を掛け合わせた造語で、エクストレイルの持つ世界観、スポーツを楽しむ事を表したネーミングとなっています
NISSAN 4代目X-TRAILの特徴
新型は上質で快適な「アウトドアも楽しめるSUV」として開発された車です。
2022年7月に国内で発売が開始された「4代目T33型エクストレイル」は、北米で販売されていたローグのガソリンモデルを改良し、第2世代e-Powerモデルとして投入されました。
内外装に加えて、走りも大きく進化し、トップクラスの総合力を備えたエクストレイルは、人気の高さから一時オーダーストップとなった事もある車で、今も高い人気がある注目車です。
エンジン(世界初の可変圧縮比エンジンとモーターの組合せ)
次世代e-powerを搭載。
e-POWERはエンジンで発電、モーターで走るシリーズハイブリッド。バッテリー残量が多い時には、加速時もほぼエンジンは掛からず、エンジンが始動しても低回転で効率良く発電する特性を持っています。
次世代e-POWERエンジンは、世界初の可変圧縮比エンジン(1.5リットル、VCターボ:144ps/250Nm)と前後の高出力モーター(フロント:204ps/250Nm、リア:136ps/195Nm)を組み合わせたエンジン。
エンジンには排気量がダウンサイジングされた1.5L直列3気筒可変圧縮比エンジンの「VCターボ」KR15DDT型が搭載され、プラットフォームも刷新され、高剛性ボディと遮音構造が採用されています。「e-POWER」搭載車には、「e-Pedal Step」というアクセルペダルで車速をコントロールする機能が搭載され、状況に応じて自動的に油圧ブレーキが作動する「e-POWER」搭載車初のブレーキ協調制御が採用されました。
また、エンジンの換装により排出ガス性能が改善され、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」の認定を取得しています。
また、四輪駆動システムの改良により、最新の電動化技術やシャシー制御技術を採用した「e-4ORCEフォース」を導入しました。この技術により、前後2つのモーターと4輪のブレーキを統合制御し、路面や車両状況を瞬時に判断して、最適なトラクションを確保します。特にオフロードや雪道などの過酷な環境でも、スリップやスタックを回避できます。また、減速時には前後のモーターで回生量を調整し、車体の挙動を安定化させます。加速時にも素早く応答するため、なめらかな加速を実現しています。
安全にかかわる装備としては主に、インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)、インテリジェント DA(ふらつき警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)+LDW(車線逸脱警報)、BSW(後側方車両検知警報)、インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)、踏み間違い衝突防止アシスト、RCTA(後退時車両検知警報)、インテリジェント ルームミラー、オートブレーキホールドなどが設定されています。また、アダプティブLEDヘッドランプシステムやインテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)、全方位運転支援「360°セーフティアシスト」、プロパイロットなどの新しい安全機能も紹介されています。
最新の技術を活用した安全機能が搭載されており、車の安全性を向上させています。
NISSAN 4代目X-TRAILのスペックについて
NISSAN 4代目X-TRAILの基本スペック
グレード | G-e-4ROCE |
価格 | 449万9000円 |
全長×全幅×全高 mm | 4660×1840×1720 |
ホイールベース mm | 2705 |
トレッド mm | F1585/R1590 |
最低地上高 mm | 185 |
車重 Kg | 1880 |
エンジン | 1496cc |
最高出力 kW(ps)/rpm | 106(144)/4400-5000 |
最大トルク Nm(kgm)/rpm | 250(25.5)/2400-4000 |
WLTCモード燃費 km/l | 18.4(燃料タンク52L) |
WLTCモード(市街地/郊外/高速道路) | 16.1/20.5/18.3 |
ブレーキ | ベンチレーテッドディスク |
タイヤ&ホイール | 235/55R19+アルミ |
駆動方式 | 4WD |
乗員定員 名 | 5 |
燃費
4代目X-TRAILの燃費は、WLTCモードで2WDが19.7km/L、4WDが18.4Km/L(3列シートのXグレードは18.3Km/L)となっています。先代のT32型X-TRAILのWLTCモード10.6km/Lから大きく燃費を向上させています。
内装
4代目エクストレイルは、クローム加飾のトランクリッドフィニッシャーなど、前面から力強さを感じさせるスタイルと高級感のあるデザインが特徴です。
内装においては、アップグレードされたステアリングホイールやシフトノブ、シートの形状や素材、木目調の加飾パネルなどが質感の向上に貢献しています。
2色のインテリアカラー(ブラック/タン)から選べ、自分好みにカスタマイズできます。
ドライブモード
e-Pedal Stepとの組み合わせで、さまざまなスタイルの走りを堪能できる5つのドライブモードがついています。
5つのドライブモード
- 「STANDARD(2WD)/AUTO(e-4ORCE)」
- 「SPORT」
- 「ECO」
- 「SNOW」
- 「OFF-ROAD」
を合わせた5つのモードから選択できます。またすべてのモードでe-Pedal Stepを設定可能です。
シーンや好みに合わせた運転、加速・減速の選択ができるのが、かなり便利でしょう。
e-Pedal Stepは「e-POWER初のブレーキ協調制御付き」です。
下り坂ではアクセルオフでしっかり減速してくれるので、運転をサポートしてくれるので、運転疲れを軽減してくれます。
日常からアクティブなシーンまで、ワクワクかつ便利な走りが可能になっています!
運転支援技術のプロパイロット
プロパイロットとは日産の自動運転技術です。高速道路の運転で、車速や車線維持をアシストしてくれ、手を放したまま運転を楽しむことができます。
また自動運転といっても、その性能によって大きく「0〜5レベル」に分かれています。
プロパイロットはこのレベル分けに当てはめると「レベル3に近いレベル2」にあたるでしょう。親指ひとつで簡単に操作できるプロパイロットは、S以外の全グレードに標準装備されています。新型エクストレイルに搭載されている「プロパイロット2.0」は、2019年に発表され、ハンズオフ機能が付いています。
【自動運転性能レベル】
レベル0:運転の自動化なし
レベル1:運転支援(人が主体で操作、自動運転を使える状況が限定的)
レベル2:部分運転自動化(人が主体で操作、自動運転を使える状況が限定的)
レベル3:条件付き運転自動化(システム主体で操作、自動運転を使える状況がより限定的)
レベル4:高度運転自動化(システム主体で操作、自動運転を使える状況が限定的)
レベル5:完全運転自動化(システム主体で操作、全ての状況で使うことができる)
AC電源
新型エクストレイルのラゲッジには、初めて1500Wの電力を取り出すことができる100VのAC電源が備わっています(5人乗りのみ)。車から電力を取り出せる機能は、アウトドアアクティビティの可能性を広げ、また災害時の非常電源としても利用でき、心強い味方になっています。
Women’s World Car of the Year で賞を受賞
審査員が女性の自動車ジャーナリストのみで構成される世界で唯一の自動車賞で、世界にまたがる63名の審査員が、「エクストレイル」の広々とした室内空間、快適な走行性能、電動パワートレイン「e-POWER」などを高く評価
「ベスト・ラージSUV(Best Large SUV)」賞を受賞
「エクストレイル」は、日産で最も人気の高いグローバルモデルのひとつで、100以上の市場で販売され、20年以上にわたって世界中の家族にワクワクする移動体験を提供してきました。4代目となる新型「エクストレイル」は、初代モデルからのDNAを継承しながら、アライアンスCMF-Cプラットフォームを採用し、力強いデザインと先進のテクノロジーを採用しました。「e-POWER」は、高出力モーターと可変圧縮比ガソリンエンジン「VCターボ」を組み合わせ、力強く、なめらかな走りを実現するとともに、高い静粛性を実現しています。そして、「e-POWER」に電動駆動4輪制御技術「e-4ORCE」を組み合わせることで、さらに快適な走行体験を提供します。
NISSAN 4代目X-TRAIL グレード別価格比較
NISSAN 4代目 X-TRAILには、S、X、G、Xtreamer X、AUTECHのグレードがあり、2WDと4WDの両方が用意されており、4WDはグレード名にe-FORCEの名前がつきます。以下、各グレードの特徴や価格を紹介します。
【S】
Sグレードは最もベーシックなオプションで、価格は約3,510,100円からです。ただし、プロパイロットは搭載されていません。
【X】
Xグレード:Sグレードに比べ、より豪華な内装と追加装備を誇ります。約3,748,800円からで、プロパイロットを標準装備しています。メーター内の先進運転支援ディスプレイは12.3インチの大画面で、本革巻きのステアリングホイールにはプロパイロットのスイッチも装備されています。Xグレードの4WDには3列シート7人乗りの仕様の設定があります。
【G】
上級オプションのGグレードは、4,448,400円から。エクステリアでは、シグネチャーLEDポジションランプ(シーケンシャルターン機能付)、電動格納式リモコンカラードドアミラー(サイドターンランプ付)(リバース連動ダウン機能、ポジションメモリー連動機能付)、リモコンオートバックドアを標準装備しています。インテリアでは、ヘッドアップディスプレイ、インテリジェントバックミラー、ワイヤレス充電器、運転席/助手席/後席独立型エアコン、木目調イントロフィニッシャー、インテリジェントキーなどを装備しています。また、「G」には運転席/助手席パワーシート、パーソナルドライビングポジションメモリーシステム(運転席・ドアミラー連動)を標準装備しています。また、ナッパレザーシートを選択できるなど、快適なシート表皮を提供します。また、AC100V(1500W)電源(7ラゲージルーム)を標準装備し、車中泊やキャンプを楽しむユーザーにとって利便性の高い仕様となっています。
【AUTECH】
AUTECHグレードは、金属仕上げのフロントプロテクター、リアプロテクター(ダーククロームモール)、ドアロアモール(ダーククローム)、シグネチャーLEDなどの専用エクステリアを装備したプレミアムオプションです。インテリアは、「AUTECH」刺繍入りブラックレザーシート(ブルーステッチ、専用キルティング)、ブラックドアトリム(ブルーステッチ)を採用し、都会的な雰囲気を演出しています。AUTECH」グレードの価格は4,488,000円からです。
【Xtreamer Xグレード】
Xtreamer Xグレードは、Xグレードをベースとしたオフロード仕様車です。内装に防水シートを採用し、アウトドアでの使用に最適な仕様となっています。価格は4,401,100円から。Xtreamer Xグレードのみの設定となるステルスグレー×スーパーブラックの2トーンカラーの特別色の設定があります。
SNSの評判をチェック
本日、納車しました!!
『X-TRAIL エクストリーマーX』
カスピアンブルーさっそく200kmぐらいドライブしてきたけど、走りが静か&滑らか&パワフル💪
この車でも日本中隅々まで駆け回って、思い出たくさん作ります!#エクストレイル#エクストリーマーX pic.twitter.com/jeo5CK6MlW— EZATAKU (@e_taku1028) June 10, 2023
エクストレイル納車
これからどこでも行くぞー pic.twitter.com/1JF0UTpqSZ— あっくん (@Attu__hothot) June 10, 2023
そういえば先日納車した #エクストレイル !つい見惚れるほどカコイイ…
早く長旅に行きたいね pic.twitter.com/2VhMxdRhLE— こみさんのチラシの裏 (@komitk2nd) June 9, 2023
#エクストレイル
長野県へのドライブから帰着‼️
4駆で車重1.8tあってエアコンフル稼働で燃費21キロ超えって😍最高かよ😃俺の相棒👍 pic.twitter.com/q6D4URVHUq— エクストリーマーX (@X76037437) June 10, 2023
#エクストレイル
6月3日に納車してから約1,000キロ走ったけど、力強いし、燃費も抜群‼️非の付けようがないよ😊いい買い物したわ✌🏼 pic.twitter.com/U7pZgjSxaY— エクストリーマーX (@X76037437) June 8, 2023
エクストレイルは自然が似合いますね! pic.twitter.com/gGxAPD90Uw
— ピロキ (@piroki1226) June 12, 2023
まとめ
NISSAN 4代目X-TRAILは、オフロード性能に優れ、スマートなデザインや充実した装備で幅広い層から支持を集めています。さらに、燃費性能も高いため、経済的にも魅力的です。
また、車内の空間も広く、家族や友人とのドライブに最適です。
価格帯も3,510,100円からと、手頃な価格帯になっています。NISSAN 4代目X-TRAILを検討する際には、ぜひこの価格と特徴を参考にしてみてください。