ポルシェ『タイカン』は2019年内に生産が開始され、2020年から発売開始となる模様です。
すでに一部顧客には案内が流れ、予約者もいるようです。
EVの星とも言えるタイカンですが、日本で発売される際は価格はどのくらいになるのでしょうか。
海外の情報を基にお伝えしていきます。
ポルシェ『タイカン』の判明しているスペック
- 600馬力超
- 0-100km/h加速は3.5秒以下
- 20分で満充電可能
- 4ドア
- 航続距離は500km
EVで600馬力ならもっと加速性能が良くなりそうな気がしますが、非常にパワフルな4ドアポルシェであることは間違いありません。
また20分で満充電が可能というのは非常に魅力的。(充電方式による?)
EVのデメリットの1つは充電に時間がかかること。20分でもガソリンの給油に比べれば非常に長いですが、ここは技術の進歩に期待です。
ポルシェ『タイカン』の発売価格は9万ドル~?
It appears the performance version of the Porsche Taycan EV will be branded “Turbo”.
Because ICE nomenclature is how one converts customers to EV.
— Alex Roy (@AlexRoy144) 2018年12月26日
ツイートの主はアレックス・ロイ氏という一般人の方。
どうやらポルシェからタイカンに関する情報が送られてきたので、それをSNSで公開しているようです。
- 最低でも9万ドル
- タイカンSは9万ドル以上
- タイカンターボは13万ドル以上
- 上記の価格はオプション前
日本語に訳すとこうなります。
1ドル≒110円ですから最低でも日本円で1000万円は超えてくることが予想されます。
ツイート主のアレックス・ロイ氏は北米在住であり、ポルシェの価格は北米よりも日本の方が高額。
日本でのポルシェ『タイカン』の発売価格が1000万円を超えてくるのはほぼ間違いないでしょう。
ポルシェのUSA向けサイトとポルシェジャパンのサイトを見比べると、日本の方が購入のためにより多くのお金が必要であることが分かります。
マカンは5万ドル以下であり、991.2GT3は15万ドル以下。
日本のポルシェは高いですね(笑)
タイカンはEVなのに『ターボ』モデルがあるの?
アレックス・ロイ氏のツイートで気になるのが『ターボ』という表記。
EVにターボチャージャーがつくはずがありません。
ターボは排ガスで風車を回して吸入する空気を圧縮して強制的に回すシステムです。
つまり排ガスが生まれないEVではターボがつくことはありません。
ではタイカン『ターボ』とは一体何なのか。
これは単に上位モデルに『ターボ』という名前を使っているだけでしょう。
これまでのポルシェの上位グレードにはターボの名称が用いられています。
911だけでなく、マカンやカイエンやパナメーラもターボの名を冠するモデルが最も高価なのが通例です。
※GTモデルを除く
ポルシェにおける『ターボ』は一つのブランドであり、馴染みがある表現なのでそれをタイカンにも使ったというだけでしょう。
新しいグレード名を冠するよりは、従来の慣習に習おうとポルシェが判断したわけです。
EVにターボ表記は違和感が生じるのはやむを得ないことですが、次第に慣れていくでしょう。
ポルシェ『タイカン』の日本販売価格まとめ
- タイカンは1000万円~
- タイカンターボは1500万円~
タイカンターボに至っては2000万円近い価格になる可能性もあります。
RRがポルシェのアイデンティティではありましたが、電動化が進むに連れて新たなアイデンティティの獲得が必要となるでしょう。
タイカンはその第一歩と呼べる車かもしれませんね。