メルセデスベンツが発売予定である新型SUV『EQC』。
特徴はなんと言ってもEV(電気自動車)であることですね。
最近のトレンドであるプレデターフェイスではなく、独自のフロントフェイスを採用したことでも、差別化を図ろうという意気込みが見て取れますね。
(個人的にプレデターフェイスは好みではないのでよかったです。)
しかしながら、新型EQCの価格は約1000万円と予想されており非常に高額。
価格に見合う価値があるのか、メルセデス・ベンツの新型EQXを評価してみました。
ライバル車種との比較の大前提
性能が良ければ価値があるというわけではないですが、新型車ですし限定モデルでもないので、同価格帯のライバルと性能をメインに比較しどんな車なのかを考察していきたいと思います。
新型EQCと同価格帯のライバルSUV
①テスラ モデルX 75D
EVという特徴からしても、最大のライバルはテスラのモデルXでしょう。
モデルXの方が多少高い(75Dが約1100万円)ですが、最大のライバルもしくはベンチマークとしてメルセデスも意識はしているかと思います。
ちなみにモデルXは球数が少ないためか、1200万円~と価格が高騰しています。
②ドイツ御三家(GLE・X5・Q5)
ごめんなさい。面倒なので3車種まとめてしまいましたが、同価格帯だとメルセデス・ベンツGLE、BMW X5、アウディQ5あたりがライバルとなるでしょう。
どれもガソリンかディーゼル、あってもPHEVですね。
③ポルシェ・マカンGTS or ターボ
SUVと価格帯以外に大した共通点はないですが、人気の外車SUVとしてとりあえず。
約1000万円のSUVとしては後部座席が若干狭いですが、fun to driveを求めるならこの車。
メルセデス・ベンツ新型EQCの価格は?
英国では£55,000~£56,000と予想されており、日本円では800万円ほどになります。
ただし€80,000という価格設定も噂されており、日本円では1000万円近くなります。
となると日本での販売価格1000万円を超えてきてもおかしくはないですね。
ただ少し大型のSUVとしては、高額すぎるということはありません。
メルセデス・ベンツ新型EQCのスペック
①馬力
最高出力は402馬力、0-100km/h加速は5.1秒と非常にパワフル。
これだけのパワーがあれば、文句はなしですね。
マカンGTSが360馬力ですから400馬力もあれば困るような場面は出てこないでしょう。
ライバル達と比較しても十分すぎるパワーを持ち合わせています。
②航続距離
満充電では450km(欧州での計測)以上走れるとのことで、航続距離は通常のガソリン車と比べると若干少ないかなというイメージですね。
リッター5kmの車と比べれば航続可能距離は長い方ですが、長距離運転の際は充電計画を練らないといけないです。
急速充電であれば40分で容量の80%を充電することが可能とのことです。
お昼ご飯を食べている間に充電していれば、そこそこ充電することができそうですね。
モデルXの75Dの航続可能距離が417km(テスラ公式の数値)なので、新型EQCの方が航続距離は上回っています。
メルセデス・ベンツ新型EQCのデザイン
特徴的なフロントのLEDがトレードマーク。
サメをモチーフとしてたプレデターフェイスは採用せず、独特のデザインを打ち出してきました。
左右一体型のテールランプが近未来の車という印象を与えます。
最近でも新型のマカンで採用されていますね。
MBUX(メルセデス版のSiriみたいなサービス)が採用され、Aクラスとは別物のEQC独自のソフトウェアが採用されているようです。
EVならではの項目があるからのようですね。
内装そのものは高級感溢れるというわけではないですが、質実剛健と言ったところでしょうか。
他のメルセデスの車種と比較しても非常にシンプルな作りになっていると思います。
メルセデス・ベンツ新型EQCのまとめ
- EVに強い興味がある
- デザインに惹かれた
等の理由があれば、価格相応の車として購入対象になるかと思います。
スペック上価格に見合わない程の点は見当たりません。
ガソリン車と比較すればもちろん不便ではありますが、今後のスタンダードとなるであろうEV。
その点に興味が湧いていれば、1000万円前後の新型EQCを買っても損はしないのかなと思います。
ただしEVに興味がないのであれば、同価格帯のマカンGTSの方がサウンド面などでも楽しむことができそうです。