マツダCX-4をご存知ですか?知らない人も多いのは当然。なぜなら2018年現在中国でしか発売されていないからです。
中国ではCX-5を超える勢いを見せるCX-4ですが、日本での発売は夢なのでしょうか?CX-5と比較してみても、中国専売はもったいないなと思います。
ということで今回はCX-4について、特に日本で発売したらどうなるのか考察してみました。
マツダCX-4の魅力はやっぱり流麗なデザイン!
CX-4の魅力はなんといっても流麗なデザインでしょう。CX-5をベースとしていますが、違いは伸びた全長と低くなった全高。
これにより非常にスポーティな印象を受けますね。マツダはCX-4を『エクスプローリング・クーペ』のコンセプトの基開発しました。既存の枠組み・概念を超えるというコンセプトだそう。
そのかいもあってか、2017中国カーデザイン・オブ・ザ・イヤーを受賞もしています。うーん、素晴らしい!
マツダCX-4とCX-5の違いはボディサイズ!
CX-4はCX-5をベースとして作られた車です。CX-3とCX-5の中間グレードという存在ではなく、CX-5の血を分けた兄弟のような存在ですね。
①CX-4とCX-5のボディサイズを比較
【CX-4】 | 【CX-5】 | |
全長 | 4.633mm | 4,545mm |
全幅 | 1,840mm | 1,840mm |
全高 | 1,530mm | 1,690mm |
ホイールベース | 2,700mm | 2,700mm |
全長を伸ばしてロングに、全高さを抑えてスポーティに。デザインを重視した設計になっていることが分かりますね。CX-4はデザイン性、視覚で勝負するんだという気概が感じられます。
たまに「アクセラみたいだ!」という声が聞こえてきますが、アクセラよりも一回り大きいです。
マツダCX-4の日本発売は夢か現実か?問題点は!?
①日本仕様に修正が必要
CX-4は左ハンドルです。なぜか?中国は右側通行だからです。つまり日本で発売するとなると、ハンドルを右側にしないといけません。ウィンカーレバーも右側に持っていかないといけませんね。
なので、CX-4を日本で発売するためにはそのまま持ってくればいいわけではないのです。設備的な投資が必要ですね。
②CX-4は日本で売れるのか?
CX-4をカテゴリ分けすると、DセグメントのクーペスタイルSUV。(厳密に言うとSUVをセグメント分けするのは微妙なところですが…)
同カテゴリーに存在するのはBMW X4、メルセデス・ベンツGLCクーペあたりになりそうですが、この2車種はCX-4よりも少し大きいです。サイズ感で一番近いのはレクサスのNXシリーズ。クーペスタイルでないですが、近い車はこんなところか。
どれもライバルと言うには少しサイズ感やコンセプトが違いますし、上記の車種はCX-4と比べると圧倒的に高額です。外車勢の半額ほどの値段であり、NXよりも200万円近く安いんです。
つまりCX-4には宿敵と呼べるようなライバルがいないんです。安価なプレミアムクーペスタイルSUVとして、日本市場に旋風を巻き起こすか。それともそもそも需要がないのか…
需要さえあれば爆発力を持つ車種なんじゃないかと思いますし、クーペスタイルSUVは昨今のブームですので、日本でも売れるんじゃないかなあと思います。
③CX-4のネックになるのは全幅か?
CX-4の全幅は1,840mm。正直ちょっとデカイです。CX-5と同じですけどね。X4やGLCと比べると小さいですが、やはりちょっとデカイ。
機械式駐車場だと全幅制限にひっかかるケースがでてきますし、狭い駐車場だと少し苦労するかもしれません。まあそんなこと気にしないよという人にとっては、些細な問題かもしれません。
ただしライトな層や運転に自信がない人にとってはちょっとネックかも。
マツダCX-4の日本発売まとめ
マツダとしても販売台数は右肩上がり。2018年は広島の豪雨災害による影響もありましたが、ここで一発低価格帯のプレミアムSUVというライバル不在のグラウンドで勝負をかけてほしいところですね。
2019年の新型アクセラを皮切りにフルモデルチェンジラッシュが続きそうですが、その中にCX-4の日本導入の話があると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!