レクサスIS FはDセグメントのスーパーセダンとしてかつて販売されていたモンスターマシン。
新車のラインナップから消えて時が経ちますが、新型次期レクサスIS Fの発売が噂されています。
新型次期レクサスISが2019年に発売されれば、IS Fは2020年の日本発売が射程圏内に入ってきますね。
レクサスIS FといえばBMW M3やメルセデスAMG C63に肩を並べる唯一の国産車でしたが…
新型次期レクサスIS Fは改めて同じ地位を手にすることができるでしょうか?
レクサスIS FとBMW M3&C63 AMGを比較
【IS F】 | 【M3(E90)】 | 【C63(W204)】 | |
エンジン | V8 NA | V8 NA | V8 NA |
排気量 | 4,968cc | 3,999cc | 6,208cc |
最大出力 | 423ps | 420ps | 457ps |
トルク | 51.5kgf・m | 40.8kgf・m | 61.2kgf・m |
車両重量 | 1,690kg | 1,630kg | 1,730kg |
2008年に発売されたレクサスIS Fの対抗馬として挙がってくるのは、『BMW M3』と『C63 AMG』の2台でしょう。
当時のM3はE90型、C63はW204型ですね。
どちらも名車です。
3台の共通点はV型8気筒エンジンを搭載していることと、Dセグメントのセダンをベースにチューニングされたモンスターマシンという性格。
マフラーが4本出しだとか、NAだとか細かい共通点はいくつかありますが、大雑把な共通点はエンジンとマシンのキャラクターの2つでしょう。
それぞれのキャラクターの違いは『パワーのC63』『総合戦闘力のM3』『音のIS F』といったところでしょうか。
パフォーマンスパッケージ装着で500馬力近いC63、ドライサンプ方式を採用し駆け抜ける喜びを体現した戦闘力の高さが売りのM3、ヤマハがチューニングしたサウンドを奏でるIS F。
余談になりますが僕の周りのM3オーナー達は故障が多いと嘆いていたので、そういった特徴もあるかもしれません(笑)
持病とも言えるO2センサーの異常が生じる人が多かったです。
あとは警告灯がなぜか光るという現象。
だからと言って、M3を買って後悔したという人は僕の周りにはいなかったですね!
【必見】『レクサスIS F』VS『BMW M3』VS『C63 AMG』の動画
プロのレーサーがそれぞれの車に乗って筑波サーキットで対戦する動画です!
それぞれの車の性格がなんとなく伝わってきて、見ていてとてもワクワクします。
じゃじゃ馬のC63とIS F、総合戦闘力の高いM3といった印象を受けますね。
新型次期レクサスIS FはV6エンジン搭載?ライバルはM3でもC63でもないのか!
2020年発売?と言われている新型次期レクサスIS FはV6エンジンが搭載されるとの情報があります。
新型レクサスLSに搭載されている3.5L(3,444cc)のV6ツインターボ&10速ATが採用されるのではないかと。
最大出力は422馬力、最大トルクは61.2kgm・f(600N・m)と街乗りでは十分なパワーです。
しかしながらM3(G80)やC63(W205)と比較すると、最大出力が劣っていると言わざるをえないですね。
M3(G80)はまだ開発中ですが500馬力を超えてくるという噂があり、C63(W205)は476馬力です。
もしこのV6エンジンを搭載してきた場合、新型次期IS FはM3やC63をライバルに据えていないと言えるでしょう。
400馬力オーバーのパワーを使いきれるテクニックを持つ人は少ないですが、そういう問題ではありません。
単にスペックの数値が高いか否か、それが重要なのです。
新型次期レクサスIS FのライバルがM3やC63でなくなるのはなぜ?
新型次期レクサスIS FにV6エンジンが搭載されると仮定して話をします。
Dセグメントに属するM3やC63は車好きにとっては評価の高いモデルですが、同じカテゴリーにおいてライバルと言える国産車は2018年現在、新車では存在していません。
レクサスGS FはEセグメントでありカテゴリーが違うので除外します。
M3やC63のライバルとして新型IS Fを登場させても、コストを回収しきれないと踏んだのでしょうか。
ブランドイメージの構築やコストなどの金銭的な面で、総合的に判断して『M3やC63と張り合わない方がいい』と考えたんだと思います。
例えばエンジンですが、GS Fの5.0LのV8エンジン(477馬力)をベースに流用できないことはないでしょうから、色々な事情が絡んでいるんでしょうね。
BMWのMシリーズやAMGに比べると、レクサスのFシリーズはまだまだ歴史が浅くブランドイメージの構築もまだまだこれからというところです。
だからこそもっとFシリーズをMやAMGと肩を並べるほどのブランドに育って欲しいというのは、勝手な意見でしょうか。
新型次期レクサスIS Fのまとめ
まだレクサスIS Fが復活すると決まったわけではありませんが、例えV6でも復活すれば嬉しい物は嬉しいです。
特に1000万円台の価格帯のハイエンドモデルは、ドイツ車勢がブイブイ言わせていますからね。
国産車にもその牙城に割って地位を確立する!
なんて日が来るといいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!