トヨタの大型SUV『ランドクルーザー・プラド』(以下プラド)のフルモデルチェンジの話題で盛り上がっていますが、2018年時点ではトヨタ車内でまだ話すら進んでいないという噂も…
とはいうものの、いずれはプラドもフルモデルチェンジを迎えるでしょう。
では2020年頃にフルモデルチェンジと噂されているプラドのデザインを予想してみましょう!
ランドクルーザー・プラド150系のデザイン
シンプルですがスタイリッシュかつ豪快なデザインで、『かっこいい』の一言がよく似合う車です。
本格的なオフローダーの風格であり、まさに和製Gクラスと呼べる車でしょう。
ピッカピカのプラドよりも泥にまみれたプラドの方が、車の性格に似合っていて美しいですね。
汚れたラリーカーがかっこよく見えるのと同じです。
デザインが変わることがなくとも人を魅了するデザインであるプラド150系ですが、次のフルモデルチェンジでどのようなデザインになるのでしょうか。
今のトヨタのトレンドを基に予想していきたいと思います!
ちなみに次のプラドは180系くらいになりそうですね。
新型次期ランドクルーザー・プラドのデザイン予想!
①スピンドルグリル
最近のトヨタ、というよりもレクサスのフロントグリルのトレンドであるスピンドルグリル。
砂時計の形のようなこのグリルは賛否両論ですが、今ではすっかりレクサスのアイデンティティとして定着しました。
次期プラドはこのスピンドルグリルを採用するのか?と考える人はいますが、採用されることはあるのでしょうか。
結論から言うと、プラドがフルモデルチェンジによってスピンドルグリルが採用されることはないと思います。
トヨタブランドで発売されている車の中でスピンドルグリルを採用している車はほぼありません。
カムリWSが若干スピンドルグリルにシルエットが似ているくらいで、それもスピンドルグリルとは言えません。
スピンドルグリルはレクサスのアイデンティティであり、トヨタブランドのアイデンティティではありません。
プラドがスピンドルグリルになるとLXと風貌が似通ってしまうことで、差別化が図りにくくなるのでプラドがスピンドルグリルを採用することはないと考えます。
②キーンルック&アンダープライオリティ
キーンルックはトヨタが積極的に採用しているグリルのことです。
エンブレムを中心としV字に立体的に広がりを見せるグリルと、精悍なヘッドライトの組み合わせとなるデザインがキーンルックです。
スピンドルグリルは採用するだけで車の印象がほぼ決まってしまいますが、キーンルックは自由度が高いです。
ヘッドライトの造形が車種によって異なるため、キーンルックが単一の表情になることを防いでいます。
アンダープライオリティとは、強調されたロアグリル(フロントフェイスの下側)のことであり、こちらもトヨタの車種で積極的に採用されています。
とはいえアンダープライオリティと呼べるようなデザインは、トヨタ以外の車種で多く採用されており、主にスポーティな印象を持たせたい車に採用されているデザインであると言えるでしょう。
アンダープライオリティと呼べるトヨタ以外の車種の一例をご紹介します。
W205型のメルセデスベンツC63 AMGの後期型は、ロアグリルがかなり強調されたデザインになっています。
W204型と比較するとロアグリルの開口部が大きく、時代のトレンドなのかもしれませんね。
三菱のランサーエボリューションXも、台形型のロアグリルがバンパーの最下部を含めて装着されています。
というようにトヨタのみならず他のメーカーでも台形型のロアグリルの採用は珍しいことではありません。
しかしながら、トヨタのアンダープライオリティは時に攻めます。かなり攻めています。
個人的にこの鯉が大口を開けたような六角形のロアグリルのデザインは好みではないのですが、最近のトヨタのトレンドです。
このグリルも賛否両論ありますが、一時期トヨタには個性が全くないと言われていた時代を考えるといい傾向なのではないでしょうか。
こうして見ると次期プラドはフルモデルチェンジで、キーンルック&アンダープライオリティを取り入れたデザインを採用してくる可能性が高いのではないかと思います。
悪路走破性の高いSUVなので、ロアグリルはバンパーのデザインで表現されるでしqz。
キーンルックの採用は今の流れを見ると明白とも言えるのではないでしょうか。
キーンルック&アンダープライオリティを採用したトヨタのSUV
①トヨタ『C-HR』のデザイン
C-HRは悪路を走るためのSUVではありませんが、キーンルックとアンダープライオリティを採用しています。
プラドがC-HRのようなルックスになるのは想像がつきませんが、SUVでもキーンルックとアンダープライオリティを採用している一例です。
②トヨタ『RAV4』のデザイン
ある程度悪路を走ることを前提としてつくられている、2019年に発売予定のトヨタRAV4です。
こちらもキーンルックとアンダープライオリティが採用されています。
SUVらしいロアグリルを採用しており、未来のプラドのデザインはもしかしたら…と想像することもできますね。
③トヨタ『ハイラックス』のデザイン
SUVではありませんが、プラドのデザインを予想するにあたって最も参考になるのは『ハイラックス』かと思います。
上記の画像は2019年にマイナーチェンジをするといわれる新型ハイラックスの画像です。
ロアグリルの強調は抑え気味ですが、キーンルック&アンダープライオリティをうまく取り入れつつも鋭すぎないオフローダーとしての顔をうまく表現しているのではないでしょうか。
トヨタの大型車からプラドのフルモデルチェンジ後のデザインを予想する!
日本では発売されていないトヨタの大型車から、プラドのフルモデルチェンジ後のデザインを予想できるのではないのか…?
ということで、海外で発売している大型車のデザインを見てみましょう!
①トヨタ『4Runner』のデザイン
トヨタが海外で発売している『4Runner』という車であり、日本では『ハイラックスサーフ』として発売されていたこともあります。
これでもか!というほどコンセプトが協調されたフロントフェイスのデザインです。
②トヨタ『タコマ』のデザイン
ヘッドライト以外は新型のRAV4を彷彿とさせますね。
なんとなくプラドがこのような顔つきになるのは想像がつきません(笑)
新型次期ランドクルーザープラドの日本発売時期は?
①ランドクルーザープラドの日本発売時期予想
新型プラドの発売はトヨタ社内でも計画がどの程度進んでいるのか不明な段階と思われます。
2020年以降になると推測されており、2021年頃と論じられていますね。
遠い未来の話なので分からないことだらけですが、妄想を膨らませるにはちょうどいい期間なのかもしれません。
②ランドクルーザープラドのフルモデルチェンジ周期
●70系ワゴン:1984年~1990年
初代プラドと言える『70系ワゴン』が誕生したのは1984年のこと。
当時はプラドという呼び名はありませんでした。
●70系プラド:1990年~1996年
1990年には初めて『プラド』の名を冠するモデルが登場
●90系プラド:1996年~2002年
●120系プラド:2002年~2009年
山口達也の愛車でもある120系プラドが誕生したのは2002年でした。
●150系プラド:2009年~
現行型のプラドが誕生したのは2009年。
大体6年周期でフルモデルチェンジをしているプラドですが、現行型はその周期を大きく外れロングセラーとして販売されています。
新型次期ランドクルーザープラドのフルモデルチェンジ後のデザイン予想まとめ!
新型次期プラドは『キーンルック&アンダープライオリティ』を採用したデザインになると予想します。
そしてプラドのデザインを予想するにあたって最も参考になるのは『ハイラックス』ではないかなと思います。
とはいえ2018年現在では、トヨタの車内でデザイン案すら出ていないという話もありますので、不透明なだらけです。
プラドのフルモデルチェンジが楽しみですが、まだまだ時間がかかりそうなので気長に待つほかないですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!