雨の日の運転って、運転に慣れても怖いと思う瞬間があります。
特に夜になると周囲が窓やミラーに水滴がついて周囲が見えずらくなり、時には車線や足元が見えない!ということも・・・
初心者ドライバーにとっては地獄かもしれませんね。
今回はそんな初心者ドライバーに向けて、雨の日の夜の運転のコツを伝授いたします!
なぜ雨の日の夜は周囲が見えないのか?
夜はヘッドライトの明かりや、街灯などが道を照らすことで視界を確保することができます。
照らされた道路の光が反射することによって前が見えるわけなのですが、雨が降ると道路に水の膜ができてしまいます。
この水の膜がやっかいなのです。
道路の凹凸に光があたることによって視界をしっかり確保できるのですが、水の膜が凹凸を覆うことで光の反射が弱くなったり、場合によっては強すぎて対向車の光を眩しく感じたりしてしまうのです。
また、自分のライトと対向車のヘッドライトが重なる部分でお互いの光が重なって反射し、歩行者や自転車などが見えづらくなるグレア現象が顕著になるのも、雨の夜の日の特徴です。
その他には、単純にガラスやミラーに付着した水滴が、周囲の確認を行う際に邪魔になります。
これもまたやっかいですね!特にレーンチェンジの際に困ってしまいますね。
大まかにはこんな感じですが、それぞれの減少についての対処法を実際にお伝えいたします!
雨の日の夜に周囲が見えない時の対処法!
①いつもよりスピードを落とす
雨の日は制動距離が伸びますし、タイヤも滑りやすく、コントロールを失いやすい状況です。
そのような状況に1番いいのは、いつもよりスピードを落とすことです。
当たり前なのですが、スピードを落とせばそれだけイレギュラーな状況にも対応しやすくなるので、自分の腕を過信しすぎず安全運転を心がけましょう。
②車間距離を明ける
前述しましたが雨の日は制動距離が伸びるうえ、車がコントロールを失いやすい状況です。
いざという時のために車間距離を開けておけば何かあっても「間一髪助かった!」なんて状況もありえます。
安全マージンをしっかりとるということが、雨の日、特に夜間の場合は非常に大事です。
③ヘッドライトを交換する
これは中古車に言えることなのですが、ヘッドライトが交換しなければならないほど霞んでいる車ってたまにいますよね。
僕も中古車を買ったときに「これ本当に車検に通るのか??」という状況に陥ったことがあります。
車検には通ったのですが、夜の雨の中関越を上っているときは本当に死ぬかと思いました・・・
本当に前も車線も霞んで見えなかったので、先行する車のヘッドライトを頼りに走ってなんとか帰ったのですが・・・
まるで頭文字Dのブラインドアタックみたいですが、もう2度と同じ経験はしたくないですね。
そんな怖い思いをしたので思い切ってヘッドライトを新品にした途端、雨の日の夜でも視界がひらけてきました。
霞んでいるヘッドライトを装着されている方は、是非お試しください。世界が変わります。
車によっては高くつくかもしれませんが、安全には変えられませんね。
④フロントガラスなどに撥水加工orワイパー交換
雨が降った時の水の膜は道路を覆うだけでなく、自分の車にすら水の膜を張ってしまいます。
ワイパーが死んでいると水の膜が全体に広がり、ただただ前が見づらくなるなんてことも・・・
そんな状態だと運転が怖くて当然です。
そんな状況を打開するためにはフロントガラスに撥水加工を施すか、もしくはワイパーが死んでいる状態であればワイパーを交換してしまいましょう!
状況は劇的に変わります。
ちなみにフロントガラスに撥水加工を施すのであれば、ワイパーは撥水ガラス対応のものに交換することがおすすめです。
なぜかというと、撥水が強すぎると通常のワイパーがスムーズに動かなくなる「ビビる」という現象が起きやすくなるためです。
運転に支障はないのですが、ワイパーがビビるときの音や動き方を見ていると運転に集中できない可能性があります。
雨の日の運転の動画
夜間ではありませんが、雨の日の運転をレクチャーしている動画です。
雨の日の夜の運転は初心者でなくとも怖い!コツのおさらい
[memo title=”まとめ”]・慣れていても雨の日の運転は怖い
・だから初心者だけが怖いわけじゃない
・いつもよりスピードを落とし、車間距離を明ける!
・ヘッドライトは大丈夫?
・ワイパーは大丈夫?ガラスを撥水したら?[/memo]
今回は運転の仕方、そして車そのものに問題があるのではないかという視点で雨の日の夜の運転についてお伝えいたしました。
1つ間違いなく言えることは、初心者にとって雨の日の夜の運転が怖いのは当たり前のことですし、運転が上手い人は「雨の日の夜の運転は危ない」という意識を持っています。
また、多少なりとも「怖い」という感情は残っているでしょうし、その感情が消えてしまうときっといつか事故を起こしかねないのではないでしょうか。
雨の日の夜の運転は「怖い」「危ない」ということをしっかり自覚して安全運転に務めましょう!