メルセデスベンツが販売するEクラスはラグジュアリーさを纏っており、上質なイメージがついていますね。
そんなEクラスを手軽に味わうには、W212前期型の中古車の購入が良い選択肢の1つでしょう。
今回はメルセデスベンツEクラスW212前期型の中古車価格や、燃費・パワー等のスペックから、外車だと気になってしまう故障について解説してまいります!
メルセデスベンツEクラスW212前期型とは?
メルセデスベンツEクラスの中でもW212型は4代目となる型式であり、前期型は2009年5月から2013年4月に渡って販売されました。
W212前期型のトレンドマークは角目の4灯ヘッドライトであり、一部に根強いファンが存在しています。
しかしながらW212前期型のトレードマークである角目4灯は一般層には不人気であり、後期型では廃止されてしまいました。
ベンツEクラスW212後期型の中古車価格や燃費や故障頻度は?
かつてはヘッドライトが離れて設置されたフェイスリフトがメルセデスベンツ!というイメージでしたが、時代と共に移り変わっていくのです。
メルセデスベンツEクラスW212前期型の外観
①セダン
特徴的な角目4灯のヘッドライトがトレンドマークです。後期型になるとフルモデルチェンジをしたんじゃないかと思うくらい、見た目が変わってしまいます。
また、ベンツのエンブレムが上に向かってニョキっと生えているのもW212前期型の特徴です。
リア周りはオーソドックスなスタイル。飽きがこないデザインですね。
②ワゴン(S212)
ベースが同じなので見た目はほぼ同じです。
メルセデスベンツEクラスW212前期型の内装
①セダン
ナビは埋め込み式となっており、W212前期型の中でも年式が新しいものはステアリングのデザインが変更されています。
後部座席にはアームレストを装備しており、後部座席でも快適に過ごすことができそうです。
メルセデスベンツEクラスは本国ドイツではタクシーとして使用されることが多く、後部座席は広く設計されています。
長時間の移動が楽ですね。Cクラスと比較すると広々しています。
②ワゴン(S212)
内装もセダンと変わりませんね。
ワゴンの特徴は大きな荷室スペース!遠方への旅行、引っ越しなどなど活躍する場面では頼れる存在になってくれそうです。
メルセデスベンツEクラスW212前期型のスペック
グレードが多すぎるので、ポピュラーな”E250 ブルーエフィシェンシー アバンギャルドのスペックを掲載します。
E250 ブルーエフィシェンシー アバンギャルド |
|
全長 | 4,880mm |
全幅 | 1,855mm |
全高 | 1,455mm |
車両重量 | 1,720kg |
ホイールベース | 2,875mm |
最小回転半径 | 5.3m |
タイヤ(前) | 245/40R18 |
タイヤ(後) | 265/35R18 |
エンジン型式 | M271 |
排気量 | 1,795cc |
最高出力 | 204ps |
最大トルク | 31.6kg・m(310N・m) |
燃費(JC08) | 12.6km/L |
まず”ブルーエフィシェンシー”って何??ってなると思うんですが、あまり気にする必要はありません。
効率よく環境に優しくしまっせ!という意味を表しているらしいです。
ちなみに”ブルーテック”とはディーゼルエンジンを搭載しているモデルに与えられる名称です。
さて、ではスペックの解説に入ります。Eセグメントに属するだけあり、少し長めの全長で設計されています。
排気量は1.8リッターですが、最高出力は204馬力と1.7トンの車体を動かすには十分なパワーを持ち合わせています。
E550ともなると4.6リッターのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は408馬力にも到達します。
パワーが命だZE!という方は迷わずE550ですね。
W212前期型と一口にいっても様々なグレードがあり、エンジンの排気量が1,800cc~4,663ccとラインナップが幅広く、どれを選んでいいのか分からなくなってしまうそうです。
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”matsuken.jpg” name=”まつけん”] グレードが多すぎて初見の人は目が点になるね。[/speech_bubble]
ぶっちゃけメルセデスベンツのオーナーでも訳が分からないくらいグレードが多いです。
メルセデスベンツEクラスW212前期型の中古車価格
条件は走行距離が5万キロ以下の修復歴なしの2つの条件にて絞っています。
最も安い車で170万円~程度で取引されており、AMGパッケージというオプションがついたり、走行距離が短い個体になってくると200万円を超えてきます。
オプションモリモリの低走行車であっても300万円弱で購入することができるので、非常にお求めやすい価格なのではないでしょうか。
国産車を新車で購入することができる財力があれば、W212前期型の良質な個体を手に入れることができます。
※2018年5月現在
W212後期型の中古車価格についてはこちらをご参照ください。
ベンツEクラスW212後期型の中古車価格や燃費や故障頻度は?
メルセデスベンツEクラスW212前期型は故障する?
同時期に発売されたW204型Cクラスはあまり故障しない車でしたが、W212前期型は故障に悩まされるケースがなくもないです。
W212前期型を維持する上で注意しましょう。
①エンジンオイル漏れ
カムセンサーとカムアクチュエーターという部分からのエンジンオイル漏れはW212前期型の定番故障です。
先代のW211型の悪いところを引きずっているようですね。
Oリングというパッキンを交換することで修理可能なケースが多いので、そこまで修理費用はかかりません。
エンジンオイル漏れってよく聞きますけど、エンジンオイルが漏れるとどうマズいのか?
意外と説明できない人は多いのではないでしょうか。
オイルが漏れるということは、エンジンオイルが減っているということであり、潤滑油の役目をするエンジンオイルがどんどんなくなっていくわけです。
ぶっちゃけエンジンオイルを継ぎ足していけばまあなんとかなりそうなものですが、漏れるから継ぎ足すなんてアホらしいですよね。
オイル漏れを直した方が手っ取り早いです。
あまりにも長期間放っておくとエンジンブローを引き起こし、エンジン交換という未来が待っているかもしれません。
また、漏れたエンジンオイルが他のパーツに付着することで錆が発生するケースもあります。重要なパーツが錆びて故障・・・なんて嫌ですよね。
エンジンオイルが漏れているとこのような弊害が起きるのです。
②エアマス(エアフロ)センサー故障
エアマス(エアフロ)センサーというエンジンに流入する空気の量を測定するセンサーが壊れやすく、注意が必要です。
エアマスセンサーが空気の量を測定し、ガソリンとの混合比を計算するので、エアマスセンサーが故障すると適切な量の燃料噴射を行えません。
W212前期型に限らず、輸入車だと度々故障が起きてしまう箇所ですね。
そんなに高額な部品ではないのですが、購入後に故障すると時間もお金も取られてしまいますので、一応購入前に確認しておきましょう。
故障率をさらに減らしたいというのであれば、W212後期型という選択肢がベストです。
ベンツEクラスW212後期型の中古車価格や燃費や故障頻度は?
メルセデスベンツEクラスW212前期型の実燃費
搭載しているエンジンによって異なるのですが、簡単にご説明します。
1.8リッターのガソリンエンジンを搭載するE250ブルーエフィシェンシーは市街地走行で8km/L、高速道路で10km/L強、平均して10km/Lに落ち着くケースが多いようです。
Eセグメントのガソリンエンジンを搭載したセダンであれば優秀な部類だと思います。
3.5リッターのガソリンエンジンを搭載するE350ブルーエフィシェンシーだとどうでしょうか。
E250から排気量が倍になる分、燃費はもちろんのこと悪化してしまいそうなものですが、僅かに燃費が落ちる程度でそこまで大きな差はないようです。
基本的にはE550以外はディーゼルを含めて、10km/L前後に落ち着くようですね。
ちなみに大排気量V型8気筒エンジンを搭載するE550の実燃費はどうでしょう。
平均燃費は5~7km/L程度らしく、まあ燃費がいいとはいえませんね(笑)
排気量が4.7リッターもあるので当然なんですけどね。パワーの代償です。
[sen]
W212型の前期の中古車価格は新車時の半額以下と、かなりお買い得です。
とはいえ安い買い物ではありませんよね。
今ある車を高く売ることが出来れば、W212を手に入れる未来が一気に現実的になりませんか?
W212が手元にある未来を想像しながら、僕と友人の体験談を読んでみてください!
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[sen]
メルセデスベンツW212前期型の動画
ロペライオチャンネルを見ておけば、この車のことは大体分かるはずです(笑)
大正義ロペライオチャンネルですからね。
最後に
メルセデスベンツEクラスW212前期型の中古車価格は200万円台前後で推移しており、なおかつ故障するウィークポイントも高額修理にはないにくい部分です。
維持費が高額になるような車でもないので(AMGを除く)、興味があれば是非1度試乗をしてみましょう。