メルセデスベンツの人気オプションレーダーセーフティパッケージとはなんぞや?
そしてこのパッケージを後付けすることはできるのか。そんな疑問に答えていきます。
レーダーセーフティパッケージとは?
メルセデスベンツのオプション装備であり、事故原因に対して様々な運転支援システムで運転を補助をするというもの。
謳い文句は「レーダーセーフティは事故原因の88.5%に対応し。ドライバーの安全を守ります。」
①BASプラス(飛び出し検知機能付ブレーキアシスト・プラス)
短距離レーダーと中・長距離レーダー、そしてステレオマルチパーパスカメラ(名称が長いな)により前方の状況を監視。
前走車だけでなく、横切る車や合流してくる車、歩行者や道路上の障害物と接触する危険を検知した場合、パネルと音で警告を発します。
あ、ヤバいと思ってブレーキを踏むと、BASプラスが強力な制動力を発揮するためにブレーキ圧を高めます。
一言でいうとぶつかりそうになった時に強力なブレーキが効くシステムです。
②ディストロニック・プラス(ステアリングアシスト付)
レーダーセンサーが前走車を認識し、速度に応じて車間距離を維持。加減速を自動で行います。
停車した場合も、アクセルを踏むかクルーズコントロールレバーを引くと再発進します。
前走車と急接近した場合は、警告灯と警告音でドライバーに危険を伝えますが、そうなる前に自分の足でブレーキを踏みたいところ。
ステアリングアシストのシステムは、前走車についていくことでコーナーも勝手に曲がってくれるという優れもの。
とはいえ15秒以上ステアリングから手を離すとアシスト機能が解除され、壁に向かって突っ込んでいくかもしれません(笑)
ディストロのシステム自体は技術の過渡期にあり、全てをディストロ任せにしていると危ないかと思います。
自動運転システムではないので要注意!
③PRE-SAFEブレーキ(歩行者検知機能付)
衝突の危険性を感知し警告にドライバーが反応しない場合、軽いブレーキングでドライバーに警告。それと同時に、前席のシートベルトの巻き上げや助手席のポジション修正などを行う。
それでもドライバーが反応しない場合は、フルブレーキングで勝手に車を停車させます。
本当にヤバい時に作動するシステムですので、こうなる前に自分で対処したいところです。
④リアCPA(被害軽減ブレーキ付後方衝突警告システム)
後ろから突っ込んでくる車をレーダーで感知し、危険性が高いと判断するとハザードランプを素早く点滅させて後続車に警告。
自車が停車中の場合はブレーキ圧を高め、衝撃で自車が吹っ飛んでいくのを軽減します。
それと同時にシートベルトを強く締め付け、衝突の衝撃を軽減させます。
たまにハザードが高速点滅しているベンツを見かけますが、これのことだったんですね~。
⑤アクティブブラインドスポットアシスト
ミラーの死角に他車がいる時、ミラーの端に▲マークを表示し警告をします。
それにも関わらずウィンカーを焚くと、警告音と共に▲マークが点滅します。
速度が30km/h未満だと作動しません。
⑥アクティブレーンキーピングアシスト
フロントタイヤが走行車線を超えると、ステアリングが微振動しドライバーに警告します。
それでもドライバーが反応しない場合は、ブレーキが自動的にかかり車を車線内に戻します。
居眠り運転をしている時に重宝します。そもそも居眠り運転はいけないことなんですがね(笑)
レーダーセーフティパッケージの価格
オプション価格は¥199,000(税込み)とそこそこするものの、とりあえずつけておいて損はないと思います。
安全をお金で買えるのであれば安いものです。
レーダーセーフティパッケージの後付けは
ディーラーの方に直接確認しましたが、後付けはできません!
莫大な金額と手間をかければ可能かもしれませんが、そんな人は基本いないでしょう。
新車時にオプションで装着するか、中古であればすでに装着している車を購入しないとこの機能は手に入りませんね。